女性農業者
結婚を機に農業者となり、今年で18年
2000年「農業」を職業としている人との結婚
農業者と結婚しても資格のある私は私の好きな仕事ができるのだと勝手に思っていました。
現実は、
毎日早朝から、日が暮れるまで働く旦那や義父、義母。
忙しそに働いている人を横目にダラダラしているわけにいかないし、大変な人がいたら助けようと思えと言われて育ってきた私は、
すぐ妊娠したので、家の中で家事をきっちりこなしていた。
しかし
子供が産まれて、2歳、5歳になっても
やんわり家事と子育てを頑張りながら、尚且つ農業を手伝う存在。
女性農業者ではなくて、農家を手伝う「嫁」でした。
知り合いとの会話で
「農家手伝ってるの?偉いね」
と何回聞かれたでしょう。
そう世間では、嫁=手伝いさん
私も自然とそういうものなのだと思っていました
世の中に浸透してるのだなーって思っていましたし
でも、私は外で働きたいとも思っていました。
せっかく両親を説得して取った幼稚園免許を捨てて(更新しなければいけなかった)、お手伝い程度の農業に喜びややりがいを感じてなかったからです。
その葛藤もありましたが、その葛藤に白黒つける時がきました。
というか、覚悟を決める時だったと思います。
お手伝いさんではなくて、給料をもらっているのだから、農業者として働いている。旦那さんが困っているのだから助けてあげたい。そうだ。私は働かざる者食うべからずして育ってきたから、今の葛藤に繋がっているんだ。職業として、農業と言うし、書ける存在になろうと。
周りの人にも「お手伝いではなく働いています」と言える人になろうと思いました。
そこで周りの人にも職業として働いている人と見てもらうためには、言われた事をするだけではなく、自分から学び、自農家の発展の為に進んで貢献しなければと思いました。
他の会社で働いてもそういう事ですから。
で、お手伝いさん→会社員
に昇格するには、
「あなた明日から会社員ね」と辞令が出るわけでもなく、自分の意思で動かなければいけなかったので
私は働いている・・・
と、暗示をかけ、モチベーションを保つのに必死でした
意識高くもって農業と向き合わなければいけませんでした。
そうなのです。
農業が好きでやっているわけでもなく、家族が大変そうだから、私1人で遊んでいる訳にもいかずお手伝いさんから農業に携わり、でもお給料もらっているので「職業」として農業をやり始めたのが今の私。
こんな私を、しっかりとした「女性農業者」はなんて思うのでしょう。
いいわねーのんきで
所詮お嫁さんだから・・・
何も考えてないんでしょ…
なんて思っているのかなー・・・
旦那さんと恋愛結婚でたまたま農家に嫁いだ嫁と、農業がやりたくて農業者になった嫁
違いがあるなー
でも私は今は「農業を職業として選んだ嫁」
最初は呑気に畑仕事してたけど、今は旦那さんと経営に向き合い、仕事を農業として働く「女性農業者」です
そんな「嫁に来て農業やっている人」でも
最近は熱い農業者になろうと勉強している人が沢山います。
旦那さん並に機械を乗りこなしたり、農薬や肥料の勉強をしたり、経営やコミュニケーションの勉強など
旦那さんと二人三脚で経営をしたい
という思いで、必死に仕事をしながら学ぶ人
私はそんな人たちと今奮闘しているところです。
のんきに手伝っている訳でもなくて、責任感を感じ、収益を上げる方法を悩み、機械を乗りこなしながら子育てや家事も両立させる。
私はそんな「女性農業者」です。
これからも
経営に、
子育てに
家庭に
毎日奮闘していきます。
最近は更年期障害との闘いもあるなー( -᷅_-᷄ ๑)
白目を剥いて寝る呑気な「ゆき」
子供3人と猫1匹と子供のような旦那さんとの5人と1匹暮らし
楽しい人生を送る
がモットーの私
これからブログ第2章始めます(*•̀ω•́)و