農業と私~気ままな農婦の日記~

農家に嫁いだ嫁のきままな日記です

理想と現実

「理想」とは?

 

1 人が心に描き求め続ける、それ以上望むところのない完全なもの。そうあってほしいと思う最高の状態。「理想を高く掲げる」⇔現実。
2 理性によって考えうる最も完全な状態。また、実現したいと願う最善の目標あるいは状態。

 

「現実」とは?

 

いま目の前に事実として現れている事柄や状態。「夢と現実」「現実を直視する」「現実に起きてしまった事故」⇔理想。

 

────goo国語辞典より

 

私が時々目の当たりにする事象

 

「理想と現実」

 

 

 

農業の話をしていると

 

こんな風になったらいいのになー

 

という理想の世界に向けて、熱い想いを語りたくなる時があります。

 

そのためには、どうしたらいいのかな?

 

どうしたら理想の世界に近づけるかな?

 

と悩むのです。

 

しかし現実はそんなに簡単に変わってはくれません。

 

それはわかっていまるのですが、それでもより良い未来のために

 

自分に何か出来ることはないかと

もがき苦しんでいます。

 

 

私には

発達障害があるのでは?と言われて育ててきた息子がいます。

(病院では診断はつきませんでした)

 

今はもう高校三年生ですが、3~13歳くらいまで私は必死に悩み学び子育てしてきたつもりです

 

その頃の周りの環境は、私にとってはまだ発達障害の知識を持った人が少なく、偏見の目があったと感じていました。

 

だから、偏見の目を少なく出来ないかといろいろと考えて行動しようとしたものです。

 

しかし、そんなに簡単に周りの環境は変わりませでした。

 

そのうち諦めるようになりました。

 

そしてどうしたかというと、

息子に現実を受け入れる事を教えました。

 

その上で自分が生きやすい方法を一緒に探そうと話してきました。

 

発達障害を理解してもらうのは簡単ではなく、理解してもらう間に、ますます息子の居場所がなくなる方が早く、私達家族が辛かったのです。

 

そんな経験から、

 

私は人を変える事は無理だと諦めています。

 

だから、自分が賢くなって生きやすい方法を見つける癖がつきました。

 

時にはずるく生きる時もあります。

 

時には逃げる時もあります。

 

でも現実は冷たく、変わらないという全てを受け入れて生きていくには、時々防御反応が出るのは仕方の無いことと

 

息子と話しています。

 

 

今現在、私の周りでは

 

農業のこと

 

町のこと

 

子育ての事について

 

ザワザワしています

 

気持ちを熱く、理想の未来にむかって

 

変えていきたいと思っている若い人達がいるのです。

 

でもやはり現実は冷たくて、残念な事も多くて心が折れそうになる事もあります。

 

そんな時に私は息子の事を思いだしたりするのですが

 

私と、その若い人達の違いは

 

1人か仲間がいるのか

 

という所です。

 

 

子育てに悩んでいた私は当時1人で悩んで1人でもがいていました。

 

でも今は

 

仲間がいます。

 

未来をどうにかしたいと

 

これからの子供たちのためにどうにかしないと

 

って奮闘しています。

 

私もその若い人達の一助になれるように

 

少し前を向いて

 

勇気を出して

 

声をあげようと

 

 

 

そんな仲間が

 

私にもいてくれると

 

感謝しているこの頃です。

 

 

 

備忘録として。